2010
07/07

懐かしの庄内 ~マルキューテスター会~

釣行記 / comment : 12 / trackback : 0

飯を食うにも風呂に入るにもトイレでウ○チでもタメ息が止まらなかった先週の前半。
「いい加減にしろ!」と何度怒られた事か。
はぁ・・・せめてブログ内ではタメ息をつかせてくれ。

そんなタメ息も、やや少なくなった金曜日の夜。

「んで、日曜は何時に行くの?」
「ん?何だっけが・・・あ、そうか。バイバイだったな」
「行ってもいいけど、またタメ息ついて"パパバイバイ"にならないように。い~い?わかった?」
「あぁ、はいはい。分かりました・・・なるべくつきません。」
「だぁぁぁめっ!!へば行ぐな!(怒)」
「あ、はい。」

「・・・ため~息の出るような♪あなぁ~たのくぅ~ちづけぇ~に♪」
「うるさい。寝なさい。」
「はいっ!」
「いい返事だ」
「・・・ぐぅ」

そうそう、今週末は「マルキューテスター会(東日本エリア)」に参加せねばならんかったのだ。
日曜日に庄内へ集り、会議と懇親会をやって、翌日は釣りという日程。
去年も所用で参加できなかったから楽しみにしてはいたんだけど、今回のテーマがねぇ・・・。

P7051643.JPG

「新製品 【フグバイバイ】を使用して悪条件の中でチヌを釣りましょう!」

そんな感じのテーマなんだす。言うのは簡単だが・・・心身的ダメージが心配だ。
庄内沖磯。噂では相当に厳しいらしい。

僕と同じく(仕事が多忙なせいもあるが)半分放心状態の和久兄に、自宅まで迎えにきてもらい
殆ど先週のまま放置してあった【残念だった釣具】を車へ積み込んで出発!

「厳しいべなぁ・・・」
「んだすべな。」
「・・・ふぅ。」
「何だかトドメ刺されに行くような感じだすな(笑)」
「んだがら(苦笑)」

ま、それでも兄と2人のロングドライブは楽し♪
(全て運転させてすまねっすm(_ _)m)

仕事の関係で少し遅れ気味だったけど、途中、にかほ市のラーメン屋で遅い昼食。
兄がラーメンを「おかわり!」しそうな勢いだったのを引き止め、少し急いで・・・湯の浜温泉到着。
会議は既に始まっており「失礼します!遅くなってすんません」と部屋に入ったものの、会場には岡田進さん、大塚会長らを始めとした名だたる名手がズラリ!

うひゃぁ・・・カチンコチン♪(サバ夫・・・固まる)

なんか、僕なんか完璧に「場違いチックのオサーン」だったけど「団子担当の騎士です!」と、それなりの意見?を発言して無事に会議は終了。ふぅ・・・おっと、いかんいかん。

その後、懇親会に突入。
名手の集りだから延々と釣り談義?なのかと思いきや、僕の周りは釣りに全く関係ない話で盛り上がった。え?何の話?もちろん、ここでは書けない話し。
勢いに乗って二次会へ突入。
庄内の名手、秋野さん行きつけの焼き鳥屋へ行き、ここでも書けない話でワイワイ。
いいなぁ、やっぱ海の男は面白い。あぁぁ・・・おもへ。お?いかん、12時を過ぎた。
急いで宿へ帰り、釣り東北編集長と昔話や、ヤス君の噂話(笑)をしたまま知らず知らず眠りに付く。
え?何を話したかって?聞きたいだろヤス君?でも教えない。フフフ・・・(笑)

3時半に起きて朝風呂に入り(熱過ぎてボイル寸前!)ドタバタと由良漁港へ集合。

P7051620.JPG

P7051621.JPG


やはり懇親会とはいえ、そこは釣り好き名手達の集り。
シャキーン!としてキリッ!としておっしゃぁ!釣るぞぉ!ブォォォーーって1番船が出て行った。

P7051624.JPG

抽選で2番船に当たった僕らは、ゆっくりと渡船場で談笑。
そういやこの景色・・・懐かしいな。一昨年?のマルキューカップ以来だ。
あの時は嬉しかったなぁ・・・。

船が戻ってきたが、調子が悪い?らしく、船頭さんが朝から裸になって船下へ潜る。
そういや、あの時もトラブルがあったっけ。

この景色も、この雰囲気もも・・・なんだか全てが懐かしい。

P7051626.JPG

あれは三男君が生まれて、初めて迎えた春だった。
ちょっと最近はカリカリし過ぎたかな。あの頃の気持ちは、もう少し違ったはずだ。

兄が宮城の名手、兵藤さんと渡礁。

P7051627.JPG

僕は最後に3人で赤岩?へ降りた。

真鯛の実績場?の先端を譲って頂き、準備へ取り掛かる・・・というか、既に磯際でフグが泳いでるし。

P7051628.JPG

オキアミのエキスが"バイバイ"へ染込むように、しっかりと手でコマセをネチネチとこねる。
素材が軽石っぽいので、少しジャリジャリして手が痛いが、子供に戻ったような懐かしい感触。
タックルもエサもそうであるが、とにかくそれを信じて使う事が大切(優等生発言・笑)
前日の会議でも話題になったが、とにかく"バイバイ"をフグに齧ってもらわないと効果が無いのだ。

まずは際へ、コマセをドカ蒔き。予想通り大量のフグが海面を青黒くする。
少し仕掛けを沖に離して入れる・・・針無し。
遠投・・・針無し。むむっ。

本日の同礁人、青森の長谷川さんも同様の状況らしい。

P7051630.JPG

ま、これで潮が効いたらどうなるか?だろうな。

8時頃だったかな?
沖から差してくる潮が斜め前方から磯際へ当り、それから方向を変えて沖へ出るようになった・・・"いかにも!"って感じの潮である。
当ってくる方向の少し沖へコマセをガンガン入れると、大量のフグが磯際へ溜まる。
試しに潮下へ仕掛けを大遠投すると、オキアミが帰って来た。
「お?おかえり。どうよ、いい感じ?」

細かく棚を変えてみる。「浮いている?」という情報もあったのだが、中層までに少なからずとも小鯵が居て、どうにも仕掛けを通し難い。
思い切ってハリスを1ヒロに結びなおし、棚は一気に2本チョイまで下げ、G2を足しての沈め探り。
あくまでも持論だけど、エサトリの多い時期のチヌ釣りでは長ハリスに拘らない。沈めてから誘い&止めで探れば同じ事。
とにかく「アタリを出す」事が優先 ← 珍しく釣り師っぽいべ(笑)

今日もロッドは「極剣」に、ウキはいつもの「ピヌの詩3B」

超高感度のメタルトップに、沈めて張り易い「ピヌの詩」のコンビである。
小鯵がエサを触るのも微かに分かるんだよね、乗らんけど。
そういやぁ、近年のチヌ釣りでは全てこのウキ。正に【頑固仕掛け】

話は戻り、程なくしてオキアミが続けて残った。
ここで、際に5杯、沖に1杯って感じでコマセを入れたら、クククッと、今日初めて穂先が引き込まれるようなアタリ。
少し待ってから・・・グゥッ!と穂先に重みが伝わり・・・アワセ!

遠投の深棚で掛けたもんだから結構な引きを見せたけど・・・

P7051631.JPG

45cmを少し切ったサイズ。
あぁぁぁ、何か久しぶりに魚を釣った気がする。嬉しぃ・・・。
しかしこのロッド。凄いね。何度も言うけど掛けてからのバランスがすんばらしい。
チヌにはちょっと3番が強すぎるけど、グレ竿だから当たり前か。

お??

P7051632.JPG

やはり時合いだったのか、長谷川さんのロッドも大きく曲る。

P7051633.JPG

あ、越された(笑)
先日の田代島でもそうだったが、数々の大会で常に結果を出している男。
釣りの"芯"が太いんだろうなぁ。さすが。
ちなみに、彼は2段ウキを使った「ネリックス」での釣果。
ネリックスの重みが小ウキに乗り、そのままゆっくり沈め、アタリは親ウキで取る。
ちなみに超遅アワセ。
ネリエでの釣りが下手糞な僕にとって、随分と参考になる話が聞けた。

その後、沖に少し大きめのフグが入って苦戦しつつも、潮がはっきりすれば何とか釣りになる状況で・・・同じように手元まで「ガツン!!」と来て

P7051634.JPG

これは42?43だっけが?

でも潮が止まると、やはり厳しい今シーズンの庄内磯。
何処もかしこもフグだらけになってしまった。あっちゃ・・・終ったかな。

残り時間も少なくなったので、最後は「フグバイバイ」の効果を確かめるべく、更に1袋追加して膨れっ面と真っ向勝負。さぁ!かかってきなさい!
コマセを5杯入れ、そこへ仕掛けを入れ、さらに3杯被せる。
やはり少なからずとも効果はあるな。
消える?訳ではないけど、見えなくなるというのか、少し散りながら棚が下るとでも言うのか・・・。
それを証明したかのように、フグの中で(下で?)36cmが食ってきた。

アタリもしっかり出ず、ウキが横に「ムニョムニョ」と動いたのに合わせたら釣れてたんだけど・・・最後は魚が浮いていたみたい。

結局、3尾で終了。

P7051635.JPG

つーか、僕にしては最高の出来だなぁ。言う事なし。
これで僕の「タメ息シンドローム」も終了になりそうだ。

と思っていたら、検量所には60近い真鯛や良型チヌがずらり。

P7051637.JPG


P7051638.JPG

はぁ・・・おっといかん。これは感動のタメ息ね。

んでも、ルールが「チヌ一尾の最大寸」だったので

P7051640.JPG

2位でした(笑)

おれ、ご存知の通り冬でもサンバイザーだから(笑)
あげるね、○○○さん。

最後は全員でパチリ。

P7051642.JPG

(写真は由良のオイスター号船長さんから拝借 m(_ _)m)

と、結果的には凄く楽しい2日間。
何だか・・・思い出の庄内磯が「おいおい、もっと肩の力抜いて楽しくやれやぁ」と言ってくれたような気もした。

ふぅ・・・そうだよなぁ。
おっと、いかんいかん。癖になってる(笑)

▲

コメント

投稿 : 海友|2010-07-07

ようこそフグのパラダイスへ(*^^)v
しかし流石に名手達だな~と思いました下手な大会より魚が出てビックリ!
岸さん的には庄内は嫌な所で無いような?
そのうち一緒に釣りして教えて下さいm(__)m

投稿 : 魚心|2010-07-07

お疲れ様でしたm(__)m

意外な釣果に・・・今後に期待☆

この調子で・・・来週の男鹿磯も楽しみたいっすψ(*`▽´)ψ

でわっ近々・・・御世話になりますm(__)m

投稿 : 潮風|2010-07-07

庄内磯を相手に「お主、ただ者ではないな」(^^
お疲れ様でした。
また近いうちに 磯にて☆

投稿 : 三等兵|2010-07-07

 「グーフー」バイバイ効くんですね!!!!!

かなり期待してなかったっすけど、これから強い味方になりそうだすな!

 次は是非!「ばーさー」バイバイの開発に取り組んでもらいたいっす(笑)

投稿 : きし|2010-07-08

>海友さん

先日はどうもでしたm(_ _)m

フグパラ庄内?もちろん大好きですよ(笑)
いやいや、冗談は抜きにして、人も海も庄内は好きっすね。

今度はお店にもお邪魔して、ゆっくり釣りしたいです。

こちらこそ、巨グレの釣り方教えでけれっす(^^)

投稿 : きし|2010-07-08

>魚心さん

朝から晩まで、しんたけおっつでしたm(_ _)m
お土産も美味しかったです♪

しかし、因縁の島でヘイチャンと同様の釣果を出すとは・・・
さすが兄弟っすね(笑)

男鹿磯。
厳しいかと思いますが、楽しみましょう。

ヒロ兄に28キロ島の予約しておきましたので(笑)

また後でご連絡しま~す。

投稿 : きし|2010-07-08

>潮風@ナイスガイさま

どもです(^^)

いやいや、お主も(笑)

○グレはお疲れ様でした。
魚は庄内に負けないほど沢山居ると思うんで
また遊びに来てくださいね。

遠慮なく我が家へも遊びに来てください。
いつも忘れるんだけど、連絡先教えてけれっす。
変たメールしないからさ(笑)

ありがとさんでしたm(_ _)m

投稿 : きし|2010-07-08

>三等兵

おひさ。いぎだったがぁ~(^^)

バイバイ。
君は好かれてるから効かないだろうな(笑)

サバねぇ。
マルキューに「食ったら、居の中で大膨張するエサを」
って提案したんだけど・・・それじゃ、グレもチヌも腹一杯に(笑)

大会でんの?
君はベタ凪の飛び石でチヌ釣ってきなさい(笑)

投稿 : H君|2010-07-08

庄内釣行お疲れ様でした(^0^)ノヾ

さすがは名人ばかり、驚きの釣果です∑(〇Д◎ノ)ノ
フグバイバイやはり効果あるみたいですな~
由良の船長、自分の学生時の先輩であり、親類でもあります(笑)
今後も庄内をヨロシクです(o≧▽゚)o

PS
今年は男鹿でフグとアジしかまだ釣ってません(笑)
他の魚が釣りたいです(爆)

投稿 : きし|2010-07-09

>H君

おいらだけ名人じゃないけどね(^_^;
場所も良かったし。

それにしても、久々の庄内には癒されました。
ようやくタメ息が減りつつ・・・H君はまだタメ息?だべな(笑)

特に今年は厳しいっすねぇ、男鹿。
状況好転したら直ぐに連絡しますんで、懲りずにいらして下さいな。

由良の船長さんと親類?
それはそれは(^^)
殆ど知らない磯ばかりなんで、今度案内してけれっす。

ありがとさんでしたm(_ _)m

投稿 : 碧水|2010-07-12

久しぶりです。
由良に来てたのですネェ!
夕方青森のフィールドテスターの方が、由良の帰りだと言っていた北港の遠矢氏の釣座で釣ってました。
その方の話では地磯での釣りと云う事でしたが、釣具屋さんの話では船で渡っていたと云う話?
実はマルキュウの意向で船渡しでないことで統一(?)してたんだと云う話でした。そんなことすぐにわかってしまうのですがネェ。
でも釣果は良かったらしいではないですか。
この処由良周辺の地磯ではフグが多く全く釣れてなかったですから。

投稿 : きし|2010-07-13

>碧水さん
大変ご無沙汰しておりましたm(_ _)m
三男君が生まれてからというもの、庄内も“遠征”になってしまい
なかなかお会いできず(^_^;

北南のスリット。懐かしいですね。
あの頃はいつも1人だったけど、楽しかったなぁ・・・
なんて、最近は振り返ったりもしています。

青森の方?
終ったのが3時近くだから・・・誰だろ(^^;

いずれまた伺いますので、宜しくお願いしますm(_ _)m

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幼き頃の投げ釣りに始まり、途中空白期間を経て20代後半から本格的に海釣りを再開する。
黒鯛、メジナ、真鯛を求めて通年海へ通う。年間釣行日数60日

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船川港(紀州釣り)

・紀州釣りクラブFreedom East所属
・マルキューフィールドテスター
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