2008
11/10

何も起きなかったが・・・

釣行記 / comment : 12 / trackback : 0

５日間の筋肉痛を経てようやくまた週末を迎えた。
会社の中でも役所でも、股間に物が挟まったような歩き方をしていたため
「きしさん？ガ○腫れだが？（笑）」とからかわれる始末。
金曜日にようやくガ○がレギュラーサイズに戻り・・・じゃなくて、ようやく普通の歩き方が出来るまで回復した。
・・・恐るべし孔雀。

今回の釣行も日曜という事で、先週に引き続きＤ君と一緒。
店までの道中で偶然行き会った、イカ師？フカセ師？スイカ師？の夏○君と店で談笑しながら夜明けを迎えた。

程なくしてＤ君登場。そして地磯のスペシャリスト「た○お」君も登場。
「お？下げチ○男まだ居だな（笑）いくど、孔雀！」
「おし、今日もいぐすかぁ（笑）」
なんて先週同様にワイワイやっていたけど、今日は既に３名？程度、暗いうちから降りてるみたい。
この落ち切らない波とウネリの中で、五人も並べるかな・・・。
他にも芦の倉、天ヶ崎、入道地磯など考えられるポイントは多々あるんだけど、時間的に少し遅いし人も結構出てるみたいなので少し悩む。

結局悩んだ挙句、渡船にて船川沖堤へ行く事に。
例年この時期の沖堤は、青物を初め“落ち”に入りかけの黒鯛の大釣りも期待できる場所である。
・・・ま、正直言うと“楽した”とも言うが。
この時期はいつも悩むんだよなぁ・・・でも、釣りの楽しさはそれだけじゃない。

初めは先端付近の沖向き（西向き）に入ったが、2番船で更に数人の釣り師が堤防へ。
「お？あの姿は（笑）」
キザクラテスターの小松ちゃんと、秋坊連の隊長？の熊さん。
「おぉぉぉ、きしさん！どうもどうも。二日酔いでやっと来たっす（笑）」
こうやって、なかなか会う事ができない仲間と一緒に釣り出来るのも沖堤の魅力である。
Ｄ君も含めてワイワイやりながら、各々釣りを始めた。

「あのぉ・・・さっきから10分も動いてないんだけど」

「ハッ！寝でしまうどこだったっす（笑）んだども反応悪りぃすなぁ・・・」
イケメンでありながら、会話がもの凄く面白いのが彼。

内向きはエサが残りっぱなし・・・時々、アジ、ベラ。
対して僕らが出している外向きは、開始直後から小アジの猛攻。
こうやって同じ堤防でも、極端に状況が違うのが沖堤の特徴でもある。

でも、突然アジが消える。
お？こりゃ何か入ったな・・・

1本半から様子を見ていたが、徐々に棚を上げる。
その２、３分後。
「シュン！！」と視界からウキが消えたと同時に、手元へダイレクトなアタリ！
「お？お？おぉぉぉっと！」
グイグイと、エライ速度で沖へ走り始めた。こりゃ真鯛？
こっちも負けじと竿を思いっきり立てると、そいつは左へ・・・あらら、青物だ。
でも、早くてもの凄い重厚な走り。時折伸されそうになるが「うぉりゃ！！」と思いっきり竿を立てると、そいつは方向を変え、足元へ思いっきり突っ込んできた。
こっちも急いでリーリングする。
「モワッ」と足元に見えた魚体・・・でかぁ。ゆうに60ｃｍはあるか。
また方向を変え、今度は右へ。
「おっとっと・・・やばっ！」
力負けしたとは思わないが、いつものように穂先が跳ね上がった・・・あらら、残念。
回収するとチヌ針の３号がこんな事に。

まぁ、チヌ針で望んだのが甘かったとは言え・・・ありゃ勿体無いけど仕方がないか。
それよりハリス２号がよく持ったと思うし、アテンダー1.25号の強さも改めて実感。
少々強引とは言え、やはり竿の角度さえ保たれていれば、かなりの大物までいけそう。

グレ針の7号を結ぶ。よし、次は捕ったるど！

が・・・その後、延々とアジ。遠投しようが際だろうが打ち分けしようが・・・アジ！！

右に居たＤ君も同じ状況。少し離れて左でサビキやってた方には鯉のぼりでアジ。

う〜ん、こりゃしばらくダメだな。
竿を置いてパンを食いながらＤ君とマッタリ会話が弾む。

再び海風丸でお客さんがやって来た。
お？あれは・・・

先日、岡山県で開催された「第27回G杯争奪全日本がま磯（チヌ）選手権」にて、堂々の6位入賞を果した目黒君と、同じチームの○藤さん。
先に来ていた小松ちゃんらも含めて、ワイワイとまったりと時間を過ごす。
天気も良くなってきたし、遠くの空には薄っすらと虹も。
あぁ、面白かったし・・・今日はもうこんなもんかな。

そういえば、目黒君とは何度も店では顔を合わせているけど、同じ場所で竿を出すのは初めて。
興味心身で後ろからしばらく彼の釣りを眺める。

・・・う〜ん、何だかやはり背中に貫禄が感じられるぞ。

こうやって、2008年も色んな新しい方々の後姿を見てきたな。
前にも書いたけど“後ろ姿”ってのは各々個性が出ていて面白い。

再びまったりと時間が過ぎていく・・・。

さて、反対向きは未だにアジ。南向きも変わらず、たま〜に渋いアタリでアジ。
どうすっかなぁ・・・

「いやぁ〜失敗した。今日はパチに行く日だったか（笑）」
と目黒君。
とはいえ、何か・・・釣りそうな気配がするのは気のせいか？

再び北西風が強くなり始め・・・遠くを見ると、陸よりにあるテトラ帯から良い感じのハケが出ている。
おし、移動するか。

１発逆転をかけての大移動だったが・・・

こちらはフグフグ。しかもデカイ。

そして何も起こらないまま終了時間を迎えた。

久しぶりの○ボーズ。
まぁ、んでも仲間とも沢山会えたし、今日も楽しかったなぁ。

そうそう。僕らの方はデンデ駄目だったけど、あの後、目黒君が良型を２尾？小松ちゃんが1尾？釣ったらしい（午後３時時点での情報）

う〜ん、さすがと言うより、後ろに居て写真撮りたかった。
「釣るがら撮ってけれすやぁ」と宣言していたのにすまぬ。

ま、また正月の大会時にでもお会いできれば。
今度はバッチリ捕りますんで、座らないで釣りしていてください（笑）

翌朝、フロントガラスに張り付いた今年初めての氷を落してから会社へ向かう。
海風の父さんが空を見上げながら「おぉ、冬の空だな」と言ったのを思い出し、年末を実感する。

今年もあと僅かなんだな。

もう一度だけ何かドラマが起きそうな気がするんだけど・・・

それが、来週秋田を訪れる“友”へ対するドラマでありますように。